北九州居合道同好会|福岡県

現在第48回全国各流居合道北九州大会受付中です。|北九州居合道同好会は福岡県北九州市で活動している、福岡県剣道連盟 居合道部所属の居合クラブです。日本刀や武道に興味のある方、初心者の方、女性や小さなお子様、ご年配から始められたい方も歓迎します!老若男女ワイワイ楽しく研鑽しませんか? 居合道は、日本刀の操法に由来するものであり、室町時代にその起源があるといわれます。勝負を抜刀の一瞬にかける居合道の修業は、死生一如、動静一貫をめざす心身鍛錬の道となっており、試合などでは「修業の深さ」、「礼儀」、「技の正確さ」、「心構え」などを審判員が判定して勝敗を決します。 (全日本剣道連盟HPより抜粋)

北九州居合道同好会とは


夢想神伝流 夢想神伝流(むそうしんでんりゅう)は、居合の流派。 大正時代に神道無念流第7代宗家 中山博道(1872~1958)が明治時代末期、高知県に英信流という門外不出の居合が伝わっていると聞き、居合の教えを求めて高知県に渡りました。 中山博道は、門外不出の掟に阻まれましたが、旧土佐藩藩士の政治家で、無双直伝英信流の第15代宗家・谷村亀之丞自雄の親族であった板垣退助の仲介により、森本兎久身から無双直伝英信流(英信流谷村派)を、細川義昌から無双神伝英信流(英信流下村派)を学びました。大正11年(1922年)、細川義昌から無双神伝英信流の免許を授かりました。 「夢想神伝流」は、無双神伝英信流と無双直伝英信流を学んだ中山博道が、その後、独自の工夫を加えて伝えた流派であり、 中山博道没後にその門弟が呼称を統一したものであり、無双直伝英信流と並び現代居合道の母体となっています。


福岡県の夢想神伝流について

福岡県の居合道を語るには、九州の居合道界の礎と現在の発展を構築した末次留蔵先生(明治26年~昭和50年)の夢想神伝流の指導、普及に始まります。 末次留蔵先生は20歳のとき軍人として上京し、修道学院と有信館で剣道と居合道を研鑽するかたわら陸軍幼年学校の剣道教官を勤められました。30歳のとき久留米の師団に戻り、地元の中学校等で剣道、居合道の指導を行いながら昭和6年に久留米市西町に武揚館道場を建て、九州一円より多くの剣道人、居合道人が中山博道先生直弟子の末次留蔵先生のもとに訪れ、賑わいをみせたといいます。 敗戦により武道禁止となり居合道は一時低迷しますが、昭和27年講和条約の発効を契機に剣道復活の動きが活発になり、末次留蔵先生も昭和30年には中山博道先生を招き、西日本居合道研究会を組織化し、34年には久留米市にて福岡県剣道連盟主催による西日本居合道演武大会を開催し、福岡県内はもとより九州各県に夢想神伝流の居合を広めました。  末次留蔵先生は昭和32年頃には座法から刀の納め方、業に意義と動作の説明をした「大森流居合術」「長谷川英信流居合」と題した活字だけの小冊子2冊を作って指導にあたられていました。  大分県の「環 量」先生、「国広 金熊」先生、鹿児島県の「富岡 巌」先生など多くの著名な先生方が、指導を受けに久留米市の武揚館道場を訪れました。
福岡県の弟子としては...

範士八段 山下 正光先生(大牟田市)
範士八段 岩本 幸利先生(福岡市)
範士八段 小須賀 正義先生(福岡市)
範士八段 高椋 一男先生(北九州市)
範士八段 野正 明和先生(北九州市)
範士八段 山下 貞利先生(北九州市)
範士八段 杉森 麟先生(八女市)
範士八段 駒井 一二三先生(北九州市)

らの先生方が末次留蔵先生のあとを受け継ぎ、福岡県の夢想神伝流を継承し今日に至っています。 現在、福岡県居合道部員の約90%の人が夢想神伝流を名乗って稽古に励んでいます。


北九州居合道同好会の沿革

昭和38年、北九州市八幡区在住の有志(約20名)により発足。稽古場は八幡警察署補導センター2階の武道場にて毎週、月、水、金の週3日行われていました。その後は、口コミで徐々に会員が増えていきました。  月に一度ほど、久留米市の武揚館道場 末次留蔵先生が講師としてお見えになり、指導を受けていました。  その後、稽古場所の補導センターが老朽化に伴い閉鎖することになり、稽古場を転々とする時期が2、3年有りましたが、昭和50年に穴生公民館の講堂を借りることが出来、それ以降も歴代の館長のご厚意で現在まで稽古場として使用させて頂いています。会員が北九州市郊外にも増えて、支部道場を作り、効率的な同好会の発展に務めています。  昭和50年3月に県内の居合道愛好者によって、第1回北九州居合道大会を地元 八幡西区の黒崎体育館で開催しました。その後も好評につき会場が手狭となり転々としましたが、平成8年には参加申し込みが1000名、参加県も日本全国に拡大したため、会場を市内最大の北九州市総合体育館を確保、16試合場をつくって現在まで45回継続しています。  しかしながら、令和2年3月の大会は新型コロナウィルス感染拡大にて中止を余儀なくされました。

初代会長 駒井 一二三範士八段
二代目会長 山下 貞利範士八段
三代目会長 迫野 康雄範士八段
四代目会長 堀江 征男教士八段
五代目会長 小田 信秋教士八段

 


組織・役員

2022年 4月現在の 役職です。

役職 名前 段位
顧問 迫野 康雄先生

堀江 征男先生

八段

八段

会長 小田 信秋先生 八段
副会長 横田 靖子先生 七段
事務局 末山 幸一先生 七段

会員情報

2022年 6月現在の 情報です。

段位 人数
八段 3名
七段 4名
六段 2名
五段 3名
四段 3名
三段 3名
二段 1名
初段 1名
1級/2級 1名